女性が仕事を通じて輝くという事

女性の皆さん、男女平等だと思って世の中を渡っている人は、今や少ないと思いますが、そもそも 私達が生きる現代に「平等」ってあるんでしょうか?

魚でも鳥でも、熊でも猿でも オスとメスは全然役割が違います。

私達 人間も 役割が違います。女性に生まれてきた私達には、生まれた時から役割が 与えられているのかもしれません。

小学生になって中学生になって、どんどん大人になっていきますが、あまり男女の役割を意識せずに、「女らしい」「男なんだから」など、漠然とした常識を埋め込められ大人になります。

社会人になっても、あまり大きな役割の違いを意識する事なく年を重ねてしまいます。

女性が ふと、年ごとになった時、20代から30代になる頃、結婚や出産をなんとなく意識します・・・・・その時、はたと、実感するのです。

結婚したら、仕事辞める?? 子供生まれたら、仕事どうする? 誰と結婚するかによって変わる?? 結婚相手って大事・・・条件って大事・・・・ でも、好きになった人と結婚したい。

好きになった人は、自分が産休してる時、家庭を経済的に守れるのか?産休って、会社に戻れるの? 子供が病気になったら、帰れるの? 会社はそんな私を雇ってくれる? 自分が納得する仕事ができる? もし、出産と同時に子育てに専念する場合、何年後に仕事に復帰できる?10年後? その時 私 大丈夫、何が出来る?

そんな、現実的な迷走の世界がやってくるのです。

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「女性」には、出産と子育てが与えられています。 女性にだけ与えられた素晴らしい宝物です。

でも、それによって失うモノも、今の世の中では、「絶大」です。

ですから、女性は、あらかじめ与えられた 役割を 意識し 早めに心の準備をしなければなりません。

女性の出産、子育てを経て 特性を生かし、輝きながら出来る仕事には、どんな仕事があるでしょうか?

私自身、20代で結婚に失敗し、30代で結婚出産を経験し、その中で 世の中に於いて自分を 生かせる場所があるのか模索してきました。 子育ての協力を主人の両親にお願いし 自分の出来る事を見つめてきました。

自分の時間などは、全くありませんでしたが、家族の為に自分の社会における係り方を、崖っぷちで探していました。

そこで、たどり着いたのが、「結婚式の司会」という仕事です。 出産する前に 5年ほど、経験を積んでいましたので ある程度キャリアとして成り立っていました。

土日に集中する結婚式という 「集い」を まとめ盛り上げる仕事です。自分で打合せをし、進行やシナリオをイメージし、自分の言葉で話していく。その場を 楽しく意味のある空間に、自分の「声」だけを使い、つくっていく仕事です。

とても、難しい仕事ですが、人間を見る目を持たなければならないため、大変勉強になり、また、毎回 得るものが、沢山ありました。

その「集い」の中には、本物のドラマ、感動が詰め込まれていました。

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まさに、感動の缶詰です!

親への想い。 友情、師弟愛、仕事の団結、親戚の絆・・・・・ 今まで、何気なく見すごしていたものが、 生きていく上で 本当に大切なものの中心である、という事を肌で実感したのです。

そして、心が少しずつ 温まり、私自身も成長していきました。 少しづつですが、他人の気持ちや自分は人によって守られている、という事が分かってきました。

m-s_009.jpg現在、48歳。 この仕事をして 20年以上、STの事務所の専属の司会者さん達と頑張ってきました。 崖っぷちから、自分を見つけ、大きく素敵に成長した司会者さん達を、いつも、見守ってきました。

この、ブライダルの司会という仕事は、想像を絶するくらい、まさに、感動的なくらい人を成長させてくれます。 どんどん輝く司会者さん達を 見てきました。

世の中には、人を輝かせる仕事は、意外とあるな! と 今は感じています。仕事って捨てたもんじゃないと、思います。
お金をもらいながら、成長できる、勉強できるって素晴らしいと思いませんか?

学生の時は、お金を払って勉強していましたが、社会に出て、仕事ができるというのは、醍醐味がありますね。責任も重いですが、遣り甲斐とはこういうものなんだと思います。

日々仕事は大変ですが、 自分のためにも、根気よく自分を信じて継続していくことが大事だと思います。

2012/10/18 阿久津五代子

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