仕事をしていて私が、一番幸せを感じる時は、
担当スタッフが結婚式を挙げた
新郎新婦からお手紙やメッセージメールを頂いた時です。
一枚一枚読みながらジーンとこみ上げてくる程
お客様からの言葉は響きます。
司会や音響、映像撮影を担当した担当者に対して
新郎新婦から頂く「お礼のメール」「お礼のお手紙」には
人が人にありがとうという気持ちを伝えたい、と言う
シンプルな幸福感が詰まっているんです。
その担当者の喜びはもちろんですが
何よりも若いご夫婦が結婚式を通じて
何か大切な心のつながりを発見された
そのことに感動します。
あ、この新郎新婦は、結婚式を挙げたことによって
こんな素晴らしい「核心」を発見されたんだ。
心のつながりの原点である「核心」を。
人生のまだ、三分の一くらいしか経過していないのに
その「核心」にご自分達で気付かれている
なんて素晴らしい!と心から思います。
集まってくれた方々の
その場にある、友情、仕事の団結やチームワーク・・・
共に辛い道を進んできた同志との結束。
小さい頃の人生の始まりの思い出を共有している家族や親族。
唯一の動かぬ証拠という遺伝子を共有する兄弟。
自分を宝物のように育ててくれただろう両親。
そんな、すべての心のつながりを総合して見渡して
結局「ありがとう」に辿り着く若い二人。
人生を80年と考えるとまだ半分も過ぎていない男女が
縁あって夫婦になり結婚式を挙げることで、その核心に触れる。
結婚式って、本当に素晴らしい「集い」だと思います。
そしてまた、もっと、もっと、多くの方々に結婚式を挙げてほしい。
更には、振り返りと気付きの「集い」を10年に1回くらいは感じてほしい。
結婚式の1年後、3年後、10年後、20年後、30年後、と
節目で振りかえるきっかけを持てたら
素晴らしい、その「集い」によって変化し続ける環境と
人の気持ちをその時々で確認しあってほしいと思うのです。
人と人が誤解することなく、分かり合える、助け合える
これは、一緒に「食」を囲みリラックスした状態によって
心がほぐれその上で、どれだけ時間を過ごせたか?
その時間の量と、楽しさの重量に
人と人の絆は比例するのではないでしょうか?
時間とお金を惜しまず、「集い」ませんか?
一歩踏み出して、どんどん集って見ませんか?
2014/5/26
阿久津五代子