ワンダフルウエディング-6

今週のワンダフルウエディング(ラジオ番組)は、和田佳子さんです。
司会者にとっても、結婚式は人生でたった一つの出会い、
ひとつひとつの結婚式すべてに出会いに、意味があるんですね。阿久津

今回の主役は、同じ年で30歳のお二人。

学生時代は、マラソン大会で入賞したり、
大学では勉学と共にサークル活動やアルバイトにも専念されるなど、
エネルギッシュな日々を送られたご新郎。

就職されて、数年後に急性の奇病を発病し入院。
原因もわからぬまま病院を転々とされ、
辿り着いた病院で看護師として働いていた新婦と出会います。

同じ年齢ということもあり、
冗談などを言い合ううちに惹かれ合っていったお二人。
辛い状況の新郎を支えてくれたのが新婦でした。

退院後は、車イスの生活を余儀なくされたご新郎、
バリアフリーの家を借りて二人で住み始め、
ご新郎の再就職をきっかけにご入籍なとなる訳です。

結婚式のご準備は、全てが心を込めた手作りで、
どんなことでも楽しんでやってのけてしまうお二人。

お二人にかかれば、全てが楽しくなってしまう。
楽しむすべを知っているというか、まさに心の広さを感じました。

当日は、バージンロードの色に合わせた特別仕様の車イスで登場した新郎。
ご親戚の叔母様は、ご新婦は幼い頃から本当に天使のようだったと話され、
二人は出会うべくして出会った最高のカップルと涙する姿に、
誰もが大きくうなずいていました。

お二人に出会えたことで、
毎日の生活をもっと大切に楽しく暮らそうと考えるようになりました。
そして、相手を思いやる心というものがこんなにも美しく、
周りの人をも幸せにするものなのだということをつくづく感じたご披露宴でした。

和田佳子

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