冒頭、タイトルが大袈裟では、とお感じかとは思いますが(笑)
2022年1月22日 音楽ディナーショーに参加した一組の男女。
男性の価値観は「結婚しない人生もある。気の合う人と一緒に過ごせればそれで幸せ」というものでした。
女性はその価値観を理解し一緒に過ごしていました。二人は好きなアーティストの音楽ライブに出かけたり美味しい食事やお酒を楽しんだり、美しい大人のカップルでした。
開宴時間になり、ディナーショーが始まりました。
進行が進むにつれて会場全体が一体となり、観客が聞きたい曲と演奏者が弾きたい曲が一致しどんどん盛り上がっていきました。
美味しい料理とワイン、音楽がつなぐステージとの一体感、両方の耳から身体全体に響く音と振動。
男性の心の沸点は高まり、自身の中にある、奥底につつまれていた気持ちが、
ふと、こぼれました。「結婚しよう」
女性は、目を丸くしました。まさか 「プロポーズ・・・」
そして、ちょうど1年後の2023年1月 あの音楽と共にふたりの結婚披露宴が始まりました。
最初は「20人くらいでやりましょう」、と話していた二人でした。
ですが具体的に宴をイメージしていくうちに、自分達の周りには「これまでの半生をつくってくれた恩のある人達が何人もいた」ということを改めて確認していったのです。
そして、150人のゲストと二人は、多いに笑い、昔話に花を咲かせました。全国から集合した縁ある仲間達は離れていたい時間を一瞬で戻しているようでした。忘れていた思い出も情熱も蘇りました。新しい出会いもありました。
楽しく賑やかにな集いは一緒に忘れられない時間になったと思います。
この出来事を最初から最後まで伴走させてもらった私は、この一連の経緯から、人が集まるということは、新しい何かが生まれるということ。
長い人生の中間地点で自分達のこれまでとこれからを、関わった人達と一緒に振り返える時間を作ることの偉大さを感じました。
その風景や出来事の全てを心に刻みました。人の心と心が交差して感動の核爆発が起こる、そういう出来事でした。
最後に女性は、私にこう言いました。「あのディナーショーが無かったら 私達 結婚してなかったと思います」
2023年1月19日
阿久津五代子